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もう一度あの頃に戻って 無心に昆虫を追いかけたい! |
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アナタは昆虫採集をしたことがありますか?筆者は田舎育ちのため、幼少の頃、よく友人たちと一緒に近所の林、畑、川などへスーパーで買った200円の網を握り締めて行ったものです。一番採取が簡単なのは春から夏にかけてのモンシロチョウ、秋ならアキアカネなどでしょうか。空一杯に飛ぶ蜻蛉の大群を追いかけて、首が痛くなるほど網を振り続けたのが懐かしく思い出されます。しかし昆虫採集といえば、醍醐味はやはり「大物」の採集でしょう!蝶なら「アゲハ」、蜻蛉なら「ヤンマ」。出会ったときの興奮、きらきら光る鱗粉を前に高鳴る胸を押さえつつ、息を殺してそおーっと近づき、今だ!という瞬間にすばやく網を振る。あのドキドキ感は、他に変えがたいスリルとなって私たちを虜にしてしまうのです。
もちろん昆虫といえば、昆虫記で知られる世界のファーブルですが、日本にも昆虫に魅せられた著名人がたくさんいます。例えば、昆虫が登場する漫画を数多く描き、自らのペンネームも昆虫の名前を使っている…そう、「手塚治虫」!あるいは東京大学名誉教授の称号、ベストセラー『バカの壁』の著者、あの養老先生も趣味は昆虫採集だそうです。はたまたこんな本を出版した政治家も!「チョウを飼う日々」。誰だと思いますか?実は…自民党の鳩山邦夫氏です。タイトルからも昆虫に対する愛情が伺える一冊ですね。このように古今東西を問わずたくさんの人を魅了してきた「昆虫」、今回はその魅力のすべてをじっくりと解き明かして行きたいと思います。 |
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