日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
鎌倉を散歩するならさんぽす

密かに、じっくり!大人の昆虫採集!

もう一度あの頃に戻って
無心に昆虫を追いかけたい!

 アナタは昆虫採集をしたことがありますか?筆者は田舎育ちのため、幼少の頃、よく友人たちと一緒に近所の林、畑、川などへスーパーで買った200円の網を握り締めて行ったものです。一番採取が簡単なのは春から夏にかけてのモンシロチョウ、秋ならアキアカネなどでしょうか。空一杯に飛ぶ蜻蛉の大群を追いかけて、首が痛くなるほど網を振り続けたのが懐かしく思い出されます。しかし昆虫採集といえば、醍醐味はやはり「大物」の採集でしょう!蝶なら「アゲハ」、蜻蛉なら「ヤンマ」。出会ったときの興奮、きらきら光る鱗粉を前に高鳴る胸を押さえつつ、息を殺してそおーっと近づき、今だ!という瞬間にすばやく網を振る。あのドキドキ感は、他に変えがたいスリルとなって私たちを虜にしてしまうのです。

 もちろん昆虫といえば、昆虫記で知られる世界のファーブルですが、日本にも昆虫に魅せられた著名人がたくさんいます。例えば、昆虫が登場する漫画を数多く描き、自らのペンネームも昆虫の名前を使っている…そう、「手塚治虫」!あるいは東京大学名誉教授の称号、ベストセラー『バカの壁』の著者、あの養老先生も趣味は昆虫採集だそうです。はたまたこんな本を出版した政治家も!「チョウを飼う日々」。誰だと思いますか?実は…自民党の鳩山邦夫氏です。タイトルからも昆虫に対する愛情が伺える一冊ですね。このように古今東西を問わずたくさんの人を魅了してきた「昆虫」、今回はその魅力のすべてをじっくりと解き明かして行きたいと思います。
チョウを飼う日々
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ムシキング

大ブームの鍵は父親だった!
「虫かっこいい」受け継がれる男の美学

 小学生男子の間で大ブームとなったゲーム「ムシキング」、皆さんも一度はどこかでタイトルを耳にしたのではないでしょうか。あのゲームが小学生男子をあれ程熱狂させた裏には、巧みな企業戦略があったのです!

 ムシキングは2003年よりアミューズメント施設にひっそりと登場しました。100円玉硬貨をいれると1ゲームプレイでき、プレイ後「ムシカード」または「わざカード」が1枚出て来ます。プレイヤーはムシカード、わざカードを組み合わせてデッキを作り、CPUもしくは有人対戦を行います。色鮮やかで華々しいキャラクターの跋扈するゲーム業界において、ただの「昆虫」、それもカブトムシやクワガタといった真っ黒なムシをメインキャラクターにした本作が、よもやこんなブームになるとは誰が予想したでしょうか。

 しかし!一見地味とも言えるリアルなカブトムシやクワガタは、少年たちの胸を見事に鷲づかみにしたのです。そう、それは「かつて」の少年、現在の小学生男子の父親たちです。父親たちは自分がかつて経験した昆虫採集の淡い思い出に心躍らせて、息子たちとともにデパートのアミューズメントコーナーに押しかけたのです。都市部で育ち、「虫なんか見たこと無い、気持ち悪い」と言っていた息子たちも、生き生きと「この虫はな、ヘラクレスオオカブトって言うんだ」と目を輝かす父親から、しだいに「虫=かっこいい」という男の哲学を学ぶこととなったのです!!
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シックで耽美な大人の趣味
昆虫標本を製作にハマる

 この夏休み、アウトドアの予定があるならば、思い切って昆虫採集と標本作りにチャレンジしてみるのはどうでしょう。せっかく郊外へ出たならば、単にバーベキューしてビールを飲んで、さっさと帰ってくるだけではあまりにも味気なく、折角の休日がもったいないではありませんか。たった一匹でもいいのです。虫を捕まえて、家に持ち帰り、そっと薬液に浸して箱に留めてみましょう。なんだか、想像するだけでわくわくしてきませんか。少年時代のノスタルジーに浸れると同時に、ちょっぴり「イケナイコト」をするようなスリルと満足感が胸に広がることでしょう。今回は蝶を例に、簡単にできる昆虫採集と標本作りの方法を紹介します。

 まずは採集のポイント。捕虫網はすばやく動かせるよう軽く握って、蝶をすくうようにふわりと動かし捕らえます。捕らえたら家に持ち帰るまでに暴れると傷がつき美しい標本にならないので、かわいそうですがすぐに殺してしまいましょう。チョウは胸がとてもデリケートなので、網の外から親指と人差し指で胸をつまんでギュッとつぶします。死んだことを確認したら、チョウを取り出し、三角紙にはさみます。持ち帰って箱に入れ展翅・展脚(針を使って形を整える)を行い、約一ヶ月乾燥させます。…これで出来上がり。アナタだけの秘密の夏の思い出がひっそりと机の中に納まることになるのです。羽の模様や糸のような足の極めて繊細な美しさを心行くまでじっくりと堪能してください。
昆虫採集と昆虫標本の作り方