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中生館「かじかの湯」 これぞ秘湯とうなる温泉 |
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様々な宿が建ち並ぶ四万では自分好みの宿を見つけることが大事。逆に言えばいろいろなタイプの宿が揃っているのも魅力だ。全国に名高い名旅館「四万たむら」や、芸能人がおしのびで訪れるという「鹿覗きの湯 鶴屋」などハイクラスな旅館があるかと思えば、湯治場そのままの民宿や古い旅館もある。お風呂もバラエティに富んでいる。
その中でもとびきり野趣溢れる温泉に入れる宿が四万再奥の宿「中生館」だ。中生館はは昔ながらの湯治宿で、昭和そのままの雰囲気がよい。その味わい深さに魅せられて毎年訪れるお客さんも多いという。館内の振り子時計やポスターも時間を忘れさせてくれる。
四万再奥ということもあり、窓からは宿をおおう木々と渓流が眺められる。ここでは自然が何よりのご馳走だ。
中生館の「かじかの湯」は一度入ってみる価値あり! 宿から橋を歩き、川の対岸渡ると川べりに露天風呂がある。「かじかの湯」まで歩く道には雨の日は山蛭がいるので歩行注意…おっと、これをきいておそれをなすようでは勝ち組男性とはいえませんぞ。
露天風呂に入るとすぐ下は渓流、あたりは見渡す限り緑の山。爽快だ。
露天で一緒になった常連のお婆さんは「ここのお風呂は天国みたいよね」と話してくれた。これぞまさに秘湯…そうかみしめる。
「かじかの湯」は予約すれば日帰り入浴も受けつけている。中生館は湯治客向けの宿だが、お部屋はバストイレ付の綺麗なお部屋がいい!という方も大丈夫。中生館は数年前に改装し、三階部分がまったく新しい客室になっているので、昭和の空気か平成の快適さか、お好みでお選び下さい。 |
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