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未来型携帯電話

この数年、携帯電話を
変化させたもの

日本国内では携帯電話の世代交代が進み3Gが一般的になったが、携帯電波の使い方が大きく変わったわけではない。パケット通信の定額化により、メールなどの利用コストが下がったが、2Gの時点でもメールは盛んに使われていた。この数年での携帯電話の使われ方の大きな変化は、自動車を運転しながらの使用が法的に禁止されたことでもたらされた。これによってヘッドセットや、無線で使えるBlueToothのワイヤレスヘッドセットや車載マイクスピーカシステムなどが注目されるようになった。BlueToothとはPAN(パーソナル・エリア・ネットワーク)と呼ばれるタイプのネットワーク規格。10メートル程度の身の回りにある機器を無線でつなげることで、ケーブル接続よりも使い勝手を向上させようというもの。当然、接続には両機器がBlueToothに対応している必要がある。現在、欧米の携帯電話ではこのBlueToothを搭載するのがごく普通であり、国内でも対応機種が増えてきている。BlueToothでは接続デバイスを登録しておけば、通信圏内に入ると自動的に接続してくれるので、ユーザーはいちいち接続操作をしなくてもいいのだ。自動車側にBlueTooth対応マイクスピーカユニットを搭載していれば、自動車に乗っているときには自動的にBlueTooth対応携帯と接続し、自動車側のマイクやスピーカで応対できる。この種のハンズフリーキットはいろいろ発売されているが、携帯電話メーカーのノキアも「NokiaAdvancedCarKitCK-7W」を販売している。
ノキアジャパン
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WRISTOMO

腕時計型携帯電話は
いつか普及するのか

これまでもメーカーは数多くの携帯電話のカタチを変える試みをしている。その代表的なものの1つが「腕時計型」携帯電話だろう。これはある意味、古典的な形状である。スーパージェッターやウルトラセブンなど、さまざまな特撮やアニメなどで、腕時計型の通信機器で会話をしていた。1つの未来の夢のようなものだ。日本国内で、実際にそれをカタチにしたのが2003年5月に登場したNTTドコモのPHS「WRISTOMO」だ。これは普段は腕時計のように腕に装着して、会話のときにははずして、変形して普通の電話のように通話をするというものだった。このWRISTOMOは話題にはなったが、セールス的にはイマイチだったようで、後継機は登場しなかった。これ以外にも、中国のCEC社の「F88」というCDMA端末がある。これは、腕につけたままで通話するというものだ。マイクとスピーカは本体にも搭載されているが、これでは周囲に会話が丸聞こえなので、現実的には通常の通話には付属のヘッドセット、赤外線イヤホン、指輪型スピーカなどを使うことになるだろう。しかし、これらを使って通話するのであれば、BlueTooth携帯電話と無線ヘッドセットを使うのと使い勝手が大差ない。そう考えると、腕時計型携帯電話というものが現実にはあまり登場せず、登場してもイマイチ普及しないのもわかる気がしないでもない。

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新しい波は
BlueToothと共に

BlueTooth対応の携帯電話とBlueTooth対応ヘッドセットの使い勝手は、実用的に優れている。着信はボタン1つでできるし、電話を切るのもボタン1つだ。電話自体は鞄の中にでも入れておけばいい。このようなBlueTooth対応ヘッドセットは今では多くのメーカーから1万円程度で市販されている。これに対して、日本のNTTドコモも新しいアプローチを見せようとしている。それは指輪型のBlueTooth対応ハンドセット「Yubi-wa」だ。指輪のように手に装着し、通話時にはスピーカ部分を耳の穴にいれる。マイクもスピーカも骨伝導ユニットで骨の振動を伝導するので周囲の騒音に影響を受けにくい。とはいえ、もし、これだけのものなら、「別に今あるBlueToothヘッドセットでもいいじゃん」ということになりかねないが、このハンドセットには、UbiButton(ユビボタン)という操作技術を搭載している。これは指先をふれあわせるリズムによって、携帯電話にコマンドを実行させるという技術。携帯電話のオーディオプレイヤーの操作などが、この指先の動きでできるようになるという。なかなか面白そうで、期待の持てる製品だ。
Yubi-wa