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スローに、ハードに水と戯れる カヤック

限りなく水面に近づけるカヤックで
水と一体になる快感

夏も後半。今年は全国的に涼しい日が多かったが、涼を求めて水辺には多くの人が出かけている。うだるような暑さを一気に吹き飛ばすことができるのは、なんといっても様々な「水遊び」。温暖な日本では、これからまだまだ水遊びを楽しむことができる。ひと口に水遊びと言っても、その種類は無数にある。そんな中から今回紹介するのは「カヤック」だ。

カヤックをご存じないという人は少ないと思うが、「カヤック」という言葉はあまり馴染みがないかもしれない。日本では「カヌー」と呼ばれることが多いが、海外でカヤックとカヌーは別物と考えられている。カヤックは舟の上部がデッキで覆われており、下半身をスッポリと船の中に入れて乗り込むようになっているが、カヌーは上部に覆いが無く、公園の手こぎボートのような感覚で乗るようになっている。

双方に一長一短、そしてユーザーの好みが反映されるが、激しい流れの川から穏やかな湖と、楽しめるフィールドの制限がより少ないのはカヤックだ。下半身をそっくり舟に収めて乗るため、「ひっくり返ったらヤバイんじゃない?」と思う人が多いが、ある程度の訓練と装備、そして知識を身に付ければ大丈夫。その独特な浮遊感、あるいは水しぶきを浴びながらの疾走感でもいい。それらを一度味わえば、病み付きになることは間違いない。
カヤック
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数あるカヤックの選び方は
楽しみたいフィールドに応じて

ひと口にカヤックと言っても、その種類は実に多い。まさに水辺の数だけそれに応じたカヤックがあると言っても過言ではない。どういう種類のカヤックがあるか紹介しよう。

まずは「リバーカヤック」。文字通り川下りのためのカヤックで、荒瀬に対応したり障害物を避けやすいよう小回りが利くようになっている。そのぶん直進性が無く、初心者には扱いが難しい。初めて乗ると、まっすぐ進むだけでも大変だ。しかし、これを乗りこなせるようになればあらゆる川の流れを自由に下ることができる。

海で乗るためのカヤックが「シーカヤック」。長い船体は直進性に優れ、流れの無い海や湖でも速いスピードが出る。湾の内側などで気軽に乗ることができるものから外洋にも対応できる上級者向けのものまで、種類がたくさんある。

アルミや木の骨組みと船体布から成る折りたたみ式のカヤック「ファルトボート」は収納に便利。幅広いフィールドで乗ることができるが、浅い川などでは底に穴が空いてしまうことがある。

それぞれのフィールドに適したカヤックがあるが、選び方はもちろんあなたの自由。シーカヤックで川を下ることだってできる(私は実際そうしている)。好きなフィールドと遊び方で、あなたにぴったりの一艇を探してほしい。
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いいショップ・スクール選びは
カヤッキングはじめの1歩

誰でも気軽に始められるカヤックではあるが、水のスポーツにはどうしても危険・リスクが付きまとう。カヤックの技術やフィールドを紹介しているweb siteやムックなどが数多く出回っており、それはそれで情報を収集するには便利なものだが、それらを見ただけで技術は覚えられないものだ。やはりその道に精通した人に直接アドバイスを受けるのが、これからカヤックを始める人には欠かせない。

10年ほど前にブームとなったカヤック、カヌーだが、現在は落ち着いた感がある。ブームに便乗して増えたショップも、いい意味で淘汰されている。いいショップでは当然いいアドバイスがもらえるし、製品やフィールドについての確かな情報もある。何件に足を運び、適切なアドバイスをもらえるショップを見つけよう。

北海道を主なフィールドとしている私の場合、札幌の「秀岳荘」が長年の行きつけショップ。愛知を訪れた際、何気に立ち寄った「Out door shop LANDS」というショップも、親切にいろいろ教えてくれた。

提携しているスクールの割引券、あるいは無料体験などをサービスしてくれるショップも多い。私は何度か自力で色々なフィールドに挑み、玉砕した後、無料体験サービスで少々テクニックや知識を学んだ。自分でカヤックを購入せず、スクールのツアーに参加してカヤックを楽しんでいる人もいる。知り合いのカヤッカーのオススメは長野にある「サンデープランニング」というスクールのツアーが楽しいらしい。全国のショップやスクールの情報は、インターネット上でたくさん紹介されている。
サンデープランニング