日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
上野を散歩するならさんぽす

街を、自然を、MTBで駆け抜けよう

気分よし、身体によし
密かな自転車ブーム到来

ここ数年、静かに自転車が注目されているのをご存知だろうか?30〜40代の年齢層がブームの中心だと言われているが、若年層から高齢者まで、自転車で楽しむ人は確実に増えてきているようだ。

我々日本人にとって自転車は昔から馴染みのある身近な乗り物。もっともそれは買い物や通勤・通学のため駅までの足代わりに使うママチャリが主だった。しかしここ数年は、そうした「生活の中で最小限使う」という乗り方ではなく、自転車が盛んな各国の有名ブランドのものに乗って楽しむ人が増えてきているのだ。これまで競技を楽しむ人や一部のマニアだけのものだった本格的な自転車に乗る人の裾野が確実に広がっている。そのような人々のため、1歩上の自転車の楽しみ方を提案する雑誌なども書店で目にするようになってきた。

最近の自転車ブームの背景には「健康志向」、あるいは「地球温暖化に伴い、エネルギーを使わない乗り物への注目」などがあるとも言われているが、何よりも、誰もが気軽に、そして気持ちよく野外の空気に親しめるところが自転車の魅力だろう。もちろん健康にもいいことは言わずと知れたこと。なぜか「キツイ」と思われがちな自転車だが、ウォーキングよりも身体への負担が少なく、極端に運動不足の人でも無理なく体を動かすことができる。自転車通勤をするサラリーマンも増えてきている。あなたの同僚にもいませんか?自転車ツーキニストが。もしいるとすれば、そしてある程度自転車通勤を続けているツーキニストなら、その人の体は以前に比べて驚くぐらい引き締まったことだろう。
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シティライドから山道まで
フィールドを選ばないMTB

自転車は種類もグレードも千差万別。ここ数年では、用途に合わせて種類が更に細分化されている。では、どんな種類があるのか、大まかだが紹介したい。

ドロップハンドルに細いタイヤ、ツールドフランスなどでお馴染みの形の自転車はロードバイク。舗装された道路をハイスピードで走ることができる自転車で、年齢に関係なくファンが多い。

小さなタイヤに大きなペグの付いたBMXは若者に人気。スケボーのように建造物を使ってジャンプしたりとハードなシティライドがよく似合う。ストリートファッションで乗るアメリカンな雰囲気の自転車だ。
BMXと同じようなサイズのタイヤを履きつつ、もっとソフトに、のんびりと乗りたい人には小径自転車がオススメ。お洒落でユニークな形の様々なモデルがあり、折りたたみ式の物なら気軽に電車にも運び込める。シティライドにはぴったりだ。

そしてMTB(マウンテンバイク)。その名前やスタイルは自転車に興味の無い人にもすっかりお馴染みだろう。数ある自転車の中で最もフィールドの制約が無く、悪路の山道から街乗り、買い物まで幅広い走りを楽しむことができる。私はここ10年ほど国内、海外で自転車ツーリングを楽しんでいるが、ずっと愛用しているのはMTBである。
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とにかくタフで壊れず長持ち
MTBの恐るべき実力

MTBと聞くと、ヘルメットやプロテクターなど完全防備を固めて急斜面を爆走していくイメージを持つ人もいると思う。確かにああいう乗り方ができる自転車はMTBだけだが、もちろんそれだけではない。様々な自然の地形をのんびりと楽しむことはもちろん、シティライドもOKなのは言うまでもない。

自転車競技が盛んなのはヨーロッパだが、MTBはアメリカで誕生した。ちょっとイカレタ自転車乗りが急斜面の丘でダウンヒルを楽しみ始めたのがきっかけで、当初はそれ専用の自転車として進化してきた。やがて悪路をハイスピードで走るクロスカントリーなども盛んになり、それぞれの競技にあわせてさらなる進化を遂げていった。

悪路でのハードな走りに耐えられるのがMTBの最低条件。それだけにMTBの頑丈さは他の自転車に比べてはるかに高く、それが魅力の1つである。例えばタイヤ。太いサイズのタイヤが装着されているMTBは転がり抵抗が強いぶん、同じ街乗りをしてもロードバイクなどに比べて走りが重い。しかし、道路には案外段差などが多い。ロードバイクなどの細いタイヤの自転車がうっかりタチの悪い段差に落ちると、衝撃でリム(ホイール)が変形してしまう恐れがあるが、MTBはその確率が格段に低くなる。私はツーリングで自転車を使うことがほとんどだが、MTBを愛用しているのは走行上のトラブルが最も低いからだ。特に日本より道路状況の悪い海外でも安心感が高い。