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エコか?趣味か?スリーホイーラー!

自動車は4輪とは限らない
スリーホイーラーとは?

現代の自動車の車輪の数は通常、前後に2つずつの4つである。しかし、これは必ずしも必然ではないはずだ。オートバイは前後に一輪ずつの車輪しか持っていないのだから。現在、アジアではフロント1輪、リア2輪の三輪車があり、タクシーや荷物運びの商用として活躍している。そして、かつての日本にも昭和30年代に「ダイハツミゼット」という三輪車が存在し、商用で広く活躍していた。このミゼットは昭和46年に生産を終えることとなったが、その最大の理由は4輪の自動車に対して走行安定性で劣っていたことだと思われる。逆にメリットとしては、重量が軽くできることと、それにより燃費に優れること、生産コストが安いことなどだろう。商用車としてはうってつけだったのである。しかし、日本全体が豊かになり、安全性が重視されるようになったことで、その役目を終えることとなった。実際、その後、ミゼットは「ミゼットII」として4輪化されたものが販売されている。さて、三輪の自動車は「スリーホイーラー」などと呼ばれるが、何も日本やアジアだけのものでもないし、商用車に限られたものでもない。自動車の技術が進化したことにより、三輪でもある程度、十分な安定性が得られるようになってきている現在、軽量さとそこからくる燃費面で有利なスリーホイーラーは再び注目される可能性を持っている。

関連リンク:
ダイハツ自動車
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若者のために生まれた
モーガンのスリーホイーラー

イギリスに「モーガン」という自動車メーカーがある。これは現在では、ビンテージな雰囲気の「モーガン4/4」や「モーガンAero8」などを販売しているメーカーだが、何もビンテージブームを狙ってビンテージな雰囲気の自動車を作っているわけではなく、1936年からフルモデルチェンジをすることなく、ずっと基本的に同じ自動車を作り続けているのだ。4〜5年でモデルチェンジをくり返す日本の自動車メーカーなどの常識とはかけ離れたメーカーだと言える。このモーガンも、かつてスリーホイーラーを作っていた時代がある。このスリーホイーラーは前輪が2輪、後輪が1輪でフロントにモーターサイクルのエンジンを搭載したというもの。1920年ごろのイギリスにおいては、若者がモーターサイクルを卒業し、4輪車を買おうとしても、高価でなかなか買えなかった。そのため、モーガンはスリーホイールとして、価格か安く、かつ軽量のため動力性能に優れる自動車を作ったというわけ。この「モーガン・トライクス」はスーパーヒットとなり、1920年ごろから1950年ごろまでで4万台程度が生産されたという。

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今でも手に入るトライクスレプリカ
「トライキング」とは?

モーガン・トライクスは現在でも1000台程度は現存するらしいが、さすがに50年以上昔の自動車ではコンディション的な問題もあるし、貴重品ゆえにプレミアがついて、普通の人間が買うには高価に過ぎる。生産からかなりの時間が経っているが、モーガン・トライクスのファンは数多いらしく、レプリカがいくつか生産されている。そんなレプリカの1つが「トライキング」だ。このトライキングは元ロータス車のエンジニアであるトニー・ダイビー氏が作ったレプリカ。時代の違いにより、オリジナルとは一部が異なっているが、なかでも前方に置かれるエンジンがモト・グッチのV型2気筒となっているのが特徴だ。モト・グッチのオートバイは、もともとオートバイなのにもかかわらず、駆動伝達系にバイクで一般的なチェーンドライブではなく、自動車と同じ「シャフトドライブ」を使っている(逆に自動車でもホンダS800の初期モデルのようにチェーンドライブを使ったものもある。さすがはバイクメーカーだ。)。そのため、モト・グッチのエンジンのみならず駆動系をそのまま流用することにより、自動車に組み込みやすいのだ。さらに当然、ブレーキなどのゴム製品や電装系などは現代のものを使っているため、信頼性も性能もオリジナルよりも格段に向上した近代的なものになっている。現在、特に輸入元はないが、イギリスのBBSを見ていれば、売りたいという人を見つけることができるだろう。後は個人輸入してしまえばいい。
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