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大人の嗜み-スペインワイン

ワインの基礎知識

老舗の味の生産現場2

さて、「電車」はツアーの一行を乗せてのどかにぶどう畑の中を走りぬけて行く。この地域にトーレス社は現在約1500ヘクタールのぶどう園を所有しているとのこと。標高や土壌に合わせてシャルドネ種やピノノワール種など、数種類のぶどうを栽培している。ぶどう畑を抜けると近代的なガラス張りの建物が目に入る。収穫後のぶどうを破砕、圧搾、発酵、濾過、ボトリングといった工程を行っている工場だ。工場の横には樽熟成をさせるための倉が。半地下のひんやりとした倉の内部に並べられる無数の樽の姿は圧巻だ。樽はオーク材製。倉の一角にはクモの巣がはった数多くのワインボトルも並ぶ。これはトーレス家で出産などの祝い事があった際に記念に造られたワインが保存されているのだそうだ。長年ワイン産業に携わってきたファミリーの歴史もかいま見ることが出来る。そして、最後に「電車」が何千本ものワインボトルが横たえられた瓶熟成用貯蔵庫の中を通り抜けると、ツアーの最終地であるテイスティングルームへ。ここでは社の名品「サングレ・デ・トロ」のロゼを試飲する。フルーティーで甘みを抑えた切れのいい味わいだ。テイスティングルームの外にある売店にはトーレス社のワインのほか、おつまみになるオリーブや野菜のオリーブオイル漬けなども並んでいて見ているだけでも楽しい。

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ハイヤーセルフ

カタルーニアの艶 トーレスのワイン

スペイン王室の御用達でもあり、数々の賞を受賞してきたトーレス社のワインの数々。その中でも代表の一品は「サングレ・デ・トロ」。その赤はガルナーチャ種、カリニャン種ぶどうを使ったルビーのような深い色あいが特徴だ。オーク樽熟成の深みのある味わいだが、フルーティで飲みやすい。毎日の食卓に合わせたい飾らないワインだ。長期醸造でより深い味わいの「グラン・サングレ・デ・トロ」は、渋みと酸味のバランスがよく飲みやすいフルボディ。特別な日の食卓に合わせたい。一方、白は艶のある淡い琥珀色。香りも品がある。こちらもフルーティな口当たり。その他、白の「ヴィーニャ・エスメラルダ」もおすすめだ。フルーティなマスカット系モスカテル種ととゲヴェルツトラミナー種のフローラルな香りが特徴。爽やかで切れのいい味だ。
しかし、トーレス社のワイン。「サングレ・デ・トロ(雄牛の血)」といい「ヴィーニャ・エスメラルダ(エメラルドのぶどう園)」といい、ネーミンググがなんともいえない。まさに情熱的なスペインのテイストだ。洒脱なイタリアやフランスワインが一気に霞んでしまう。大切な女性とのディナーには是非とも「これは『雄牛の血』と呼ばれるワインなんだ」なんて活用したいものだ。

ワインの血が流れる川島なお美嬢。フランスワインもいいけれど、次回はぜひともスペインワインもプロデュースしてください。
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